ショップの多くをIPが占めています。本で言えば「本文」です。「表紙」であるVPを見て興味を引かれたお客様が、手にとって本を開き、「もくじ」の役割のPPを見る。PPの中から、興味のあるページを探して「本文」であるIPを読む。●IPのお約束(1)選びやすさがカギですから、サイズがあるものはサイズの順にサイジングし、大小あるものは、大小一緒に、陳列しておきましょう(五四ページ参照)。(2)コンビニと逆、の陳列で、滞在時間が延びるよう、「眺める」のではなく「選ぶ」目になってくださるように、陳列します(二六ページ参照)。(3)商品量は、ハンガーにかけてある商品ならさっと手にとって、さっと元の位置に戻せるような商品量、たたみなら、となりの商品との間にきちんとスペースがあるように陳列し、商品一点一点の価値をアップさせましょう(五八ページ参照)。あなたのショップにも、必ずあります。VP・PP・IP……これに当てはまらない場所はありません。それぞれの場所の「役割」をよく考えてみましょう。さて、「売り場づくりのウソ・ホント」、いかがでしたか?ちょっと意外な内容も含まれていたのではないでしょうか?ここに書いてあるのは、VMDのプロが現場で日々実践し、実際に効果を挙げている考え方・手法です。非常に密に、現場と接して生み出される方法であるために、広く・浅くのいわゆる教科書本には書いていないような内容が含まれています。これらのアイデアを、どのように活用するかは、あなた次第です。書いてあるようにそのままやったから、それだけで売り上げが即上がる、という甘いものでもありません。ここまでで、VMDの基本的な考え方をおさえました。あとは、「売れるスタッフになる」ためのもう一本の柱「接客」について、見ていきましょう。二本の柱がしっかりと立ってこその、継続した、安定した、スタミナのある売り上げです。では、いってみましょう。