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派遣会社が教える求められる派遣像

「実務経験2年」という基準には例外もある。スキルにはテクニカルスキル(技能そのもの)とヒューマンスキル(人間性、職場との調和力)があるからだ。テクニカルスキルは初歩的だがヒューマンスキルに長けていれば、派遣先との人間関係がうまくいき、そのことによって派遣先から教えてもらえるような人がいる。いわゆる“教えられ上手”という人であり、そういう人は日本的企業の職場にあっては意外な能力を発揮できる。もちろん、それにはその人の潜在的能力が十分でなければならないのは当然であるが。アメリカでは業務が縦割りとなっていて、専門性を活かしやすい(テクニカルスキルのみで評価されやすい)が、日本の場合では専門的知識と経験十アルファで評価される傾向にあり、このアルファの能力が高いか否かが派遣の仕事がうまく回転するかどうかに大きな影響力を持つということである。ただし、ITや他のエンジニアリングなどでは、事務と違ってよりテクニカルスキルに比重がかかる。これらの職種でも、業務歴2年以上が必須といわれているが、そのスキルは登録面接の際にかなりヒヤリングされる。医療関係業務であれば、有資格の確認はもとより、医療機関で具体的にどんな仕事についていたかが決め手となる。物流分野の単純労働であれば、健康かどうか、スキルよりもタフであるとかあきらめずにやりとげることができるかどうかがカギとなる。あるいは勤怠上大丈夫かどうかも大切なポイントとなろう。以上のどの業種に限らず、最近は直前での急なキャンセル、いわゆるドタキャンが業界でも問題となっている。仕事に対する責任意識はスキル以上に求められているといえよう。